2024年7月3日水曜日

ドリアン長野のオーストラリア旅行記 令和六年五月並びに六月編

ケアンズへの道 1 2024年5月28日
娘は小学生の頃から海外に連れて行けと連呼していた。いつだったか、先生が「海外に行ったことのある人?」と聞いたら、クラスのほとんどの児童が手を挙げたと言う。
ほとんどっていうのは普通少なくとも8割だろう。まさか4割じゃないだろうな。水増ししてんじゃねぇだろうな。この地域は割と富裕層が多い。だからか。
言っとくけど、うちは富裕層じゃないからな。たまたま中古マンションが安かったから買っただけだけど、それが15年で1.5倍に跳ね上がった。
マンション自体は古いが、立地場所がよかったのでラッキーだった。定年になってもまだローンは残ってるが。何の話だっけ。
とにかく先生も嫌なことを児童に聞くねえ。
中学に入学しても娘の海外熱は冷めない。

「うちはビンボーなの?」と娘。
映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」でミッキーローク扮するホワイト警部が妻に「君は本当の貧しさを知らない」って言うシーンがあるが、 ポーランド出身のホワイト警部はニューヨークに来てからも苦労したんだろう。

そんなことを思い出したが、娘に言っても「それがどうした」と言うのに決まっている。
あんたの塾代にどんだけ注ぎ込んだと思ってんの?
という妻の正論もeastern window blows into the ears of horse.だ。
中学受験に合格したら、アメリカに連れてってな、と言っていたが不合格で良かった、いや、良くないが。
中学生になっても娘の海外熱は下がるどころか強固になるばかりである。
連日の執拗な攻撃にさすがの旅順港も陥落した。妻が折れたのである。
乃木将軍、万歳。

いやいやいや、いいのか。傍らで聞いていた私は驚いた。実は妻は癌治療をしていて、今は再発予防の治療をしているのだが、癌保険がおりた。
それを将来の大学進学のためにプールしておこうとの算段だったのだが、堅実で心配症の妻がいいと言うのなら異論はない。
それでも三人分の旅費を捻出することは厳しく、妻は抗がん剤の副作用で下痢が頻出するので私と娘だけが行くことになった。
近場ならいい、という妻の言葉に従って娘はタイかフィリピン、どちらがいいかなと言っていたが、そのうちアジア以外の国に行きたいと言い出した。
おい、要求のエスカレーションかよ。
都知事三選を目指す小池百合子かよ(意味不明)。
「それじゃあ、ケアンズはどう?」と妻。
え、ケアンズってどこだよ。

ケアンズへの道 2 2024年5月29日
ケアンズってオーストラリアの都市なのか。今の今まで知らなかった。
私は結婚するまでアジアの国をフラフラとリーマンパッカーをしていたが、オーストラリアは眼中になかった。
娘は大喜びである。はっきり言って私はあまり乗り気ではなかった。大自然とかカンガルーとかコアラとかあまり興味ないしな〜。
映画「クロコダイル・ダンディー」はよかったけど。ラストのニューヨークの地下鉄のシーンはよかったよな。何十年も前に見たのにまだ覚えているくらいだ。
その映画がきっかけで主演の二人は結婚したんだ(のちに離婚)。
妻が言うには日本からケアンズまで7時間で行けるし、時差も1時間しかない。
木曜日に退社して21時のジェットスターに搭乗すれば金曜日だけ有給をとって日曜日の夜には帰国できるんだそうだ。
実質、ケアンズにいるのは二日間だ。
さっそくメルカリで『地球の歩き方 オーストラリア編』を購入(定額の半額)。去年のだけど、去年も今年も変わりないだろう。
まずはパスポートを用意しなければならない。私にとっては四冊目のパスポートだ。スーパー「ライフ」の傍にあるフォトスタンドで顔写真を撮ると一人1000円もする。
なのでスマホで妻に撮ってもらい、お試しの写真加工アプリをダウンロードして背景を白くする。それをコンビニでプリントアウトしたら80円で済んだ。
五年用のパスポートは二人で22000円。申請は妻がしたが、受け取りは本人しかできない。
 日曜日(もやっているのだ。でも土曜日は休み)に娘とパスポートセンターに行ってきた。
今はICチップが入っているのか。パスポートを手にすると娘は興奮。地下鉄代を節約するために歩いて帰ろう、と言うので(さすが、なにわ生まれのなにわ育ちよのお)40分歩いて帰宅。
目的がある節約って楽しいなあ。
それにパスポートを手にしたことで徐々にアゲアゲになってきた。

ケアンズへの道 3 2024年6月12日
「豪雨ってオーストラリアに降る雨のことですよね」とは知人のT君の名言だが、ケアンズ観光と言えば熱帯雨林とキュランダ鉄道である。熱帯雨林は世界最古らしい。
調べてみたらアマゾンのジャングルより八百万年古いという。
現地のツアーは熱帯雨林を上空から眺めるスカイレールと観光列車のキュランダ鉄道がセットになっている。
これに乗らないのは熱海で温泉に入らずに帰ってくるようなもんではないか。
さらにキュランダ鉄道はあの「世界の車窓から」というテレビ番組のオープニングを飾っていたという。

どうせならと日本語ツアーに申し込んだ。結構な値段だが、一生に一度のこと。 セに原は変えられない(私は野球は見ないがアンチ巨人)。
これを娘に言うと、ちょっとした事件が起こった。
「そのお金があったらシドニーに行けるんじゃないの」
娘はケアンズのような田舎より都会に行きたかったらしい。

「あんた、英語圏に行きたいゆうたやんか。せやから一生懸命調べてかケアンズはどう?って言ったやんか。
ネットでポチるときもあんたに何度も確認したら、それでいいゆうたやろ」

妻は感情的になって、「なんでそんなこと言うん?腹立つわ」と半べそになる。
もういいわ。航空券今からキャンセルしたらいくら返ってくるか調べる!と激高。
これはキャンセル寸前まで事態が深刻化してきた。まるでキューバ危機だ。キューバの急場である。これは回避しなくてはならない。
世界の平和、いやわが家の平和のために。

そこで私は一計を講じた。それは全米興行収入第一位に君臨するジェームズ・キャメロン監督「アバター」はロケ地をケアンズの熱帯雨林にしたと聞いた。
もちろん世界遺産なのでCGも駆使しているだろう。
「アバター」を娘と二人で観ることにした。
そうすれば大自然に感動する→熱帯雨林すごい→なにがなんでもケアンズ行く→ケアンズすごい→ママありがとう!となるはずだ。
娘と「アバター」を観た。

ケアンズへの道 4 2024年6月19日
「アバター」って3時間半もあるのか。ちょっとしたランナーなら32.195キロを走れるんじゃないの。プライムビデオで娘と一緒に観た。惑星のジャングルのなんと美しいことか。
あのような景色をスカイレールから見れるのか、と胸を踊らせていると、娘は開始40分で「つまらない」とリタイヤ。

おい、なんだよ、「ターミネーター2」は面白いって最後まで観てたじゃないか。仕方なく一人で最後まで観た。ストーリーはいたってシンプルだ。
ベトナム戦争や湾岸戦争を想起する人も多いだろう。
そういえば関係ないが、『美味しんぼ』の作者、雁屋哲は山岡さんに「梅雨さえなければ日本はいい国なんだが」と言わせている。
オーストラリアに移住したのもそれが一因だろう。

ともあれ、あまりにも旅行先を急いで決めてしまった、もっと話し合うべきだった、と妻も反省する。娘に聞いた。
「選択肢は二択。ケアンズ行きをキャンセルするか、それとも行くか」。

娘は「行きたい」と言った。
それからシドニーのことは口にしなくなった。
現地滞在は二日間だけだけど、楽しい旅にしなくては。
やるべきことはたくさんある。eSIMの購入(これはHolaflyで買った。三日間、使い放題で1400円弱という破格の値段。疑問点をメールしたらすぐに日本語で返信してくれた)。

ETA(電子版ビザ)は一人2000円。項目の中に「あなたは家庭内暴力の加害者ですか」とあり、もちろん「いいえ」にチェック。正直に申告する加害者がいるだろうか。
ホテルは様々な体験をしてほしいと思い、効率は悪いが1日目と2日目は別々のホテルを予約した。バックパッカーが泊まるようなホテルだが、さすがにドミトリーではなく個室にした。
シャワーとトイレは共同。それでも一泊一万円以上する。二泊とも吟味して宿泊者の評価が高いホテルにした。難波から関空までは奮発してラピートを予約。

時差は1時間だが、現地時間を勘違いしないようにメルカリで腕時計(2000円)を購入。
その他メルカリで購入した物は変換プラグ(500円)、首掛けスマホストラップ(300円)。旅の記録用のトラベルノートとリュック(1000円!)はAmazonで買う。
リュックに付ける鍵と機内で安眠するための空気枕は百均で買った。


 皆様への伝達事項
 今回は特別に令和六年五月並びに六月の投稿を転載します。
 2012年に生まれた人は2010年代末期に渡航したのか?
 富裕層の高齢者が好む行動はお孫さんと一緒に海外旅行です。
 哀しい事情がありましたが親子でケアンズ旅行されました。
 ドリアン長野にしたら一度も行った事が無い南半球の豪州旅行です。
 過去は書籍を読んだ後に旅されてましたが今回は娘を愛する奥さんの提案でした。 古本は買えるか否かが不明なので高額な地球の歩き方より安価な海外旅行案内書のarucoを提案します。有名な観光地に行くか行かないかは各自の自由ですけれど読んでから訪問先を決めるべきです。帰国便に乗り遅れる恐れも低減出来ます。毎週土曜日が定休日の大阪府パスポートセンターは日曜日は受け取りだけで申請は平日に行えます。
 オーストラリア政府はETAを電子渡航許可と表明してます。一人旅でも自由妨害をする人はおります。 メルカリよりヨドバシを私は推奨します。
皆様、次回にご期待下さい。 敬具 管理人マーキュリーマーク



ブロガー版 ドリアン長野のオーストラリア旅行記
令和六年七月編

0 件のコメント:

回顧を兼ねた書評 令和二年三月



僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。アフリカは遠すぎて行けなかった。
新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
旅も好きだが、旅行記も好きだ。この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。何よりも文章がうまい。奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、一気に読め、感動的でさえある。朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


管理人マーキュリーマークからの伝言
上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
令和六年にドリアン長野は親子で
ケアンズ旅行。
 

ランニングについての投稿




ランニング(特に早朝)をすると
眠気がふっ飛ぶ
血液が循環する
走っている時は悩みを忘れる
デトックスになる
街中の新しい発見
脳から快感物質が出る
一日爽快感が続く
大阪城公園〜坐摩(いかすり)神社の紫陽花